なんでノーベル賞ができたのか?ご存知ですか?

12月上旬には毎年恒例のノーベル賞の授賞式があります。
今年はコロナ禍なので開催するのか確認してませんが、せっかくなので、ノーベル賞がなぜできたかをお話ししたいと思います。
ノーベルはご存知の通り、
ダイナマイトを発明した発明家です。
ノーベル自身は
「化石燃料を採掘するために役立ててほしい」
と思い開発されたと言われます。
つまり石油や鉱石などです。
100年以上経った今でも化石燃料を採掘するときにダイナマイトは使用されています。
(化石燃料がいいのかどうかと言う話は別でお話ししたいと思います。)
つまりノーベルは「人の役に立ちたい」と思ってダイナマイトを作成したのです。
でも実際にダイナマイトが活躍したのは戦争でした。

「人の役に立ちたい」と思って作ったダイナマイトが"人殺しの道具"と化したのです。

その後ノーベルの兄が亡くなった時、フランスの新聞がこんな記事を掲載します。
「死の商人ついに死す」

ノーベルはこの報道にショックを受けます。
自分は人の役に立ちたいと思って開発したのに
使う人がダイナマイトを人殺しに使ったのです。
そのことによって
"死の商人"と呼ばれてしまったんです。

ノーベルは自分の意志を
永続的に人の役に立ちたいと思い、
自分の遺産を運用する財団を作ります。
そして遺産を運用した利息を
科学の発展や平和の維持の功績のあった方に賞を与えると言うノーベル賞を作ったのです。
(なので毎年ノーベル賞の受賞者の賞金が異なります。何故なら、運用実績に基づくからです)
ご存知の通り、ノーベル賞は21世紀になった今でも続いています。
これはノーベルが続けると言う意思を持って作ったからです。

私はこのことによって
「物事は捉える人によって解釈が変わってしまうこと」を
「 永続的に続ける人を仕組みを作ればちゃんと永続的に継続できること」
を学びました。

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